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【映画感想・レビュー】劇場版 呪術廻戦0 (2021) - 文句なしの神映画

こんにちはの方もこんばんはの方もようこそ、イカスミです。

最近流行りの漫画「呪術廻戦」。

シリーズ累計発行部数6000万部超えの超人気作品で、映画の公開によりますますブームに拍車がかかっています。

自分も流行りに乗っかって映画を観たいけど、原作を読んだことないしなあ・・・と思う方もいるかもしれません。

そんな方のために、「劇場版 呪術廻戦0」を2回観た僕が、あらすじやおすすめポイントなどを感想と共にレビューしていこうと思います。

呪術廻戦ってどんな作品?

引用元:『呪術廻戦』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
https://jujutsukaisen.jp/story/

辛酸・後悔・恥辱

人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む

呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く

そして、呪いは呪いでしか祓えない

驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、

ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう

呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、

最強の呪術師である五条 悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと

編入することになり……

呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす―

 

引用元:TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト
https://jujutsukaisen.jp/story/

呪術廻戦は、虎杖悠仁( 画像右のキャラクター)が主人公の漫画作品です。

しかし、「劇場版 呪術廻戦0」では、別のキャラクターが主人公となります。

劇場版 呪術廻戦0 のあらすじ

引用元:https://www.famitsu.com/news/202110/27238696.html

幼少のころ、幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で失った乙骨憂太。

「約束だよ 里香と憂太は大人になったら結婚するの」

怨霊と化した里香の呪いに苦しみ、自身の死を望む乙骨だったが、

最強の呪術師・五条悟によって、呪術高専に迎え入れられた。

そして、同級生の禪院真希・狗巻 棘・パンダと出会い、乙骨はある決意をする。

「生きてていいって自信が欲しいんだ」

「僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」

一方、乙骨たちの前にかつて一般人を大量虐殺し高専を追放された最悪の呪詛師・夏油 傑が現れる。

「来たる12月24日 我々は百鬼夜行を行う」

呪術師だけの楽園を標榜する夏油は、非術師を殲滅させんと、ついに新宿・京都に千の呪いを放ち――

果たして、乙骨は夏油を止められるのか、

―これは、呪術廻戦の原点の物語であり、“愛と呪いの物語”。

引用元:『劇場版 呪術廻戦 0』公式サイト
https://jujutsukaisen.jp/story/

「劇場版 呪術廻戦 0」は、呪術廻戦のコミックス0巻をアニメ映画化した作品で、本編の前日譚です。

主人公は、乙骨憂太( 画像真ん中下のキャラクター )となります。

主題歌は、King Gnu の「一途」です。

登場人物

  • 乙骨憂太 ( 緒方恵美 )

本作の主人公です。自らに取り付く里香の呪いを解くため、東京都立呪術高等専門学校に転入してきます。初めは、里香が周りの人を傷つけるため、呪術高専から死刑を宣告され、また自らも死ぬことを望んでいましたが、呪術高専で仲間と共に闘うにつれて生きる意味を見出し、性格も前向きになっていきます。一見気弱そうな少年ですが、戦闘になったときの顔つきには凄みを感じます。

  • 折本里香 ( 花澤香菜 )

乙骨に取り付く特急過呪怨霊で、本作のヒロイン的存在です。映画内時間の6年前は乙骨の幼なじみであり、将来は結婚を誓うほどの仲でしたが、交通事故により死んでしまいます。その際に、乙骨に取り付く呪いとなりました。乙骨を傷つけようとする者には容赦なく攻撃を加えていきます。

  • 禪院真希 ( 花澤香菜 )

呪術高専1年で、乙骨の同級生です。身体能力に優れていて、呪具と呼ばれる武具を用いた戦闘をこなします。エリート呪術師の家系に生まれましたが、とある理由により実家からは見下されており、今まで自分を見下してきた連中を見返すために奮闘します。言葉はキツイですが、芯の強い彼女の生き方には見習うべき所があります。

  • 狗巻棘 ( 内山昂輝 )

呪術高専1年で、乙骨の同級生です。相手を不用意に呪わないために、おにぎりの具でしか会話を行いません。これにはちゃんとした理由があるので、映画館で確認してみてください。

  • パンダ ( 関智一 )

呪術高専1年で、乙骨の同級生です。パンダです。えっ、紹介終わり!?と思うかもしれませんが、本当に紹介はこれで十分です。

  • 五条悟 ( 中村悠一 )

呪術高専1年の担任であり、自他共に認める最強の呪術師です。乙骨の死刑を秘匿にし、里香の呪いを解く手助けをするため、乙骨を呪術高専へと招きます。軽薄かつマイペースな性格ですが、生徒を守る気持ちや、その実力は本物です。

  • 夏油傑 ( 櫻井孝宏 )

かつて大量の一般人を呪いで虐殺し、呪術高専を追放された、最悪の呪詛師です。非呪術師を猿と呼んで嫌悪し、呪術師だけの楽園を築こうと暗躍します。原作を知っているか知らないかで、観た後の印象が全く違うキャラだと思います。

  • 夏油一派( メンバー:ミゲル ( 山寺宏一 )、枷場美々子 ( 松田利冴 )、枷場菜々子 ( 松田颯水 )、ラルゥ ( 速水奨 )、菅田真奈美 ( 伊藤静 ))

夏油の思想に共感・心酔する呪詛師の集団です。こいつらに関しては、そんなに語ることはないです(笑)。ミゲルについては、原作を知っている方であれば、ちょっと驚くかもしれません。

この他にも、原作を知っている方であれば、思わずおおっ、となるキャラクターがたくさん登場します。

感想・レビュー (ネタバレなし)

ネタバレなしの感想・レビューです。

結論から言います。

神映画です!

大事なことなので2回言います。

神映画です!

ただ、こんな感想だけでは何もわからないので、キャラクター、ストーリー、作画、演技、音楽についてレビューしていきます。

  • キャラクター・・・どのキャラクターも個性があり、様々な活躍シーンがあります。特に、最初は内気で、生きていいのか悩んでいた乙骨が、呪術師として活躍していくにつれ、生きる自信を取り戻していく姿に、心動かされます。最高。
  • ストーリー・・・乙骨と里香の愛の物語、乙骨の愛と夏油の大義がぶつかり合うバトル、乙骨の成長、仲間との絆など、たくさんの要素が1時間45分の中に無駄なく、それでいて見事にまとめられています。最高。
  • 作画・・・映画というだけあり、圧巻のバトルシーンに仕上がっています。本当にヌルヌル動きます。最高。
  • 演技・・・どの声優さん達も、そのキャラクターにピッタリはまった演技になっています。乙骨の戦闘時の豹変ぶりは見事です。最高。
  • 音楽・・・音楽の使い方が上手いです。個人的には、タイトルの入り方が特にお気に入りです。また、これは  ネタバレになりそうなので詳しくは言えませんが、エンドロールでは、みて良かったなぁ(泣) → うぉぉぉぉ!! という感情のジェットコースターを味わえます ( あくまで個人的に、です )。最高。

レビューからもわかる通り、本当に最高の映画です。

原作を知らなくても、十分どころか十二分に楽しめます。

もちろん、原作を知っていればさらに楽しめますし、原作を読んだ方へのちょっとしたサービスシーンもあります。

不満点は個人的には全くありませんが、敢えて挙げるとすれば、百鬼夜行へ移行する流れが、少し唐突に感じるかな、といった所です。

まあ特に問題がある訳ではないので、僕としては満点です。

この作品には、お金を払って観る価値があります。

感想 (ネタバレあり)

ここからはネタバレありの感想・レビューです。

原作ファンの僕としては、色々語りたいことがあるので、ガッツリネタバレしながら書いていこうと思います。

なので、ネタバレされたくない方は、ここは飛ばすか、ブラウザバックすることを推奨します。

  • 乙骨憂太・・・いやあ・・・女誑しですね(笑)。原作を読んでもそう感じましたが、映像と声付きで観ると、さらに実感します。特に女誑しっぷりを感じたのは、夏油とのバトル決着直前の、「僕を好きになってくれてありがとう」のシーンです。あれ、「失礼だな、純愛だよ」じゃないの? と思う方もいるかもしれませんが、ここでは敢えて省きます ( もちろんそのシーンも大好きです )。ここのシーン、乙骨の声に彼の生来の自信の無さと、乙骨の根底にある里香への巨大で重い愛情が同時に感じられて、凄く心に来るものがありました。正直、男の僕でも落ちそうになりました(笑)。
  • 五条悟・・・唇ぷるっぷるですね。それはともかく、映画でも五条は大活躍でした。ミゲルとの戦闘では、無下限呪術を制限されている状況で、ミゲルをボッコボコにしていました。瞬間移動、無限バリアなど、やっぱり無下限呪術はカッコイイです。
  • 夏油・・・とりあえず一言。夏油・・・夏油! お前・・・完全にメンタルやっちゃってるじゃん・・・。百鬼夜行宣言のシーンとか、真面目な奴が無理してイカれてる感じがして、うわぁ・・・と思いました。個人的に一番悲しくなったのは、百鬼夜行宣言後の、部屋で一人黄昏ているシーン。五条と夏油の過去のシーンが少し流れるんですが、その後の夏油の目、完全に虚無ってました。お前本当は自分がもういろいろ滅茶苦茶になってるって気づいてるだろ・・・。原作を知っている身としては、かなり辛かったです。
  • ミゲル・・・強いです(笑)。流石、原作者の芥見先生直々に百鬼夜行のMVPに選ばれただけはあります。五条にあれだけ殴られても全くダウンしないタフネスが凄いです。
  • 黒閃・・・実はこの映画、黒閃を放つキャラが2人います。乙骨と七海です。恥ずかしながら、僕は2回目の鑑賞で気づいたのですが・・・。乙骨は夏油との戦闘時に、七海は新宿での戦闘で黒閃を出しています。乙骨の黒閃は激情と荒々しさ、七海はパワフルかつスマートな印象です。全く前情報なしのサービスシーンだったので、テンション爆上げでした。特に七海は4連続で黒閃を放つので、1発ごとに盛り上がること間違いなしです。
  • エンドロール・・・King Gnu の「逆夢」と「一途」。逆夢でしっとりした気持ちになり、その後の一途でこれまたテンション爆上げです。これほどこの映画を表す曲はないでしょう。エンドロールまで観ることをオススメします。

と、語りたいことはこのくらいです。

所々文章とか口調がおかしくなっている所がありますが、それだけ伝えたいことがあったんです。

まとめ

「劇場版 呪術廻戦 0」は、原作を知っている方はもちろん、知らない方でも問題なく楽しむことができる傑作です。

ぜひ、映画館へ足を運んで、大スクリーンで鑑賞してみてください。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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